一生離さねぇぞ


「……ふっ、…うぅ…、」


涙が止まらない。



今日は朝からいろんな事がかるな…。





「え、あ、ちょっ…中原?ごめん、嫌だった?」



今思えば、いつもクールな弘くんが慌てたのはこの時が初めてかも知れないな。





「ううん…嫌じゃ、ないよ。」




「じゃあ、なんで泣いてんの?」





弘くんはニッと笑った。Sな弘くんが出てきた瞬間。





答えに困っていると。



「椎は俺の事好きか?」



急に呼び方「椎」になってる。





私は今までの弘くんに対する気持ちをできるだけ分かりやすく話した。




「私も…、坂倉くんの事…好きだよ。」




「椎、弘って呼べよ。」




急に弘くんとの距離が縮まった気がした。




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