優しい君に

うぅ…相変わらず美形男子…



少し目を細めながら彼を見つめる。



「みっちゃん、何してんの?」


「あー…ほら、始まりの挨拶するから…ね?」



私が言うと、矢代くんは納得したような顔をした。



「そっか~みっちゃん、成績ゆーしゅーしゃだもんねっ」


「あはは…」



キラキラと私を見つめる瞳に、少し苦笑い。




「それにしても矢代くん、学校サボりすぎ。」


私がその話を持ち出すと、矢代くんは少しバツの悪そうな顔をした。





< 139 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop