優しい君に
大ちゃんと私は、お互い最高の理解者。


お互いのことを一番よく知ってる。



大ちゃんにだけは嘘なんてバレてしまう。



つくだけ無駄なのは15年間で充分分かった。








「…………もん……」



「え?」




「私…友達作れないもん…」






そう。

私は極度の人見知りで、友達作りが大の苦手。


今の中学の友達も、散々時間がかかった末に作れた。



西高に行ったら、また友達作りから始まる。



「そういえば、みぃ、人見知りだったな。」




「…………。」





なんで重要なとこ忘れちゃうの、大ちゃん…





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