優しい君に

「…何?」


「みぃ、超似合ってる!まじで可愛い!」




離れた所から、再び大ちゃんは駆け戻ってきた。



「やっぱ西高の制服って可愛い!!」








そう…


あの冬の日から、なぜか話は私が西高に行く流れになってしまったのだ。




私は試験をトップで通過。


大ちゃんも無事合格。




つまり、大ちゃんにしてみれば 願ったり叶ったり。




「はぁ………」



チェックの可愛らしい制服に似合わないため息を盛大についた。





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