優しい君に
「同じクラスだといいな!」

「そうだね…」



適当に返事したけど、本当に切実にそう思う。



大ちゃんと同じクラスなら、少なからず…いや、かなり気が楽なのに。



どうか、どうか!!


大ちゃんと同じクラスですようにっ!!










「…はぁぁぁ……………。」






クラス表の前で、私は死にそうな顔をしていた。





「みぃ…ほら、でも隣じゃん!!」


「はぁぁぁ……」








大ちゃんとは、クラスが別れた。



私が二組、大ちゃんは三組。



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