優しい君に
どうしよう…

本当に泣きそう…




「…みぃ?」


「………っ…」


「…みぃ、可愛い。」


「制服が?」


「みぃがだよ。やっぱり巻いたほうが可愛い。コンタクトのほうがいいよ。鏡見た?」



「見た見た…」


「可愛いかっただろ?」


「大ちゃんが?」


「俺じゃなくて、みぃが。」






大ちゃんはそう言って、綺麗に巻かれた私の髪に触れた。




「みぃ、ほんとに可愛い。」


「もう聞いた…」


何度もお世辞言わなくてもいいのに…


そう思いながらそっと顔をあげると、大ちゃんは優しく笑ってた。





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