優しい君に
「美紅ちゃん!!」


「はい…?」


「楓と友達になって下さいっ!」






ビシッ!!と出された手。


握手…ってこと?



なんというか…

変わった子みたい。



「えっと…うん、よろしく…ね…?」




こんな友達申請は初めてだから、たじろぎながらも握手する。




大ちゃんよりも、ずっと小さな手。



大ちゃん以外の人と握手したのは、いつ以来だろう…





まぁ、何はともあれ、私は友達ができた…らしい。







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