マイエンジェル†甘い声で囁いて
「だってあの子優しくないしぃ~」


「うそっ…優しいよ?」


私が言うと、キョトンとしてる。そしてすぐにケタケタと笑いだす。


「タクミ…優しいんだぁ?そっか。少なくともミコには優しくないな。風ちゃあぁ~んっ、好きっ!とかって纏わりつくの?」


うわ、半ば当たってる。スキの所は違うケド。


ミコちゃんはニヤニヤして、私の髪を器用にいじる。


「まぁ~、顔はいいよね」


「顔は関係ないよー」


「ウソウソ、顔だよ顔。あれは。騙されんなよぉ?」


ミコちゃんは言い切って、私の肩をバシバシたたく。


騙されるって…。ミコちゃんからのタクミ評価、最悪じゃない。


そんなに、ミコちゃんに冷たいのかな。

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