マイエンジェル†甘い声で囁いて
「…オレ、あんたタイプじゃないから。ゴメンね?」


「うっ…、すみませんでした」


彼女は涙をこらえ、部屋を離れる。


それを見た周りの女たち。


「うわー、キッつ。今の何?プレゼントだけちゃっかり貰ってさぁ。何様よー。三国くんの方が断然いいのに、あの子もバカだよねぇ」


コソコソ話して、オレをチラチラ見る。


うるせーなぁ。


相手を睨んでもしょうがないし、できれば早く部屋に入れて欲しい。


三国くんが素敵なのは分かってるっつーの。アレと同じキャラでやれって?


…無理だろ。


「うるせーよ。ブスッ!」


イライラして、つい言ってしまう。すると、オレの脇にいた女が、涙目でオレの事を見ていた。


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