マイエンジェル†甘い声で囁いて
えぇっ!どーしてそうなるのぉ~?


「ちっ…ちぃちゃん、それデマだから」


「なんでぇ?いーじゃん。乗っかっとけば。三国くんもまんざらでもないかも…よ?いつも二人で楽しそうだし」


「楽しい?う…うーん。三国くんが楽しそうなのは、弾いてる間だけなんだよ~?それ、誤解」


無愛想な三国くんを思い出し、一人頷く。


「風はさぁ、ショウタの事引きずり過ぎだよ。あんな酷いヤツ滅多にいないよ?

ほら~、あっくんなんか私に振られても振られても、へこたれないから。風にもそのガッツが欲しいなぁ」


…どんなガッツ?そんなのいらないよぉ。


あぁ嫌な名前聞いた。ショウタ…。


「ちぃちゃん、実は…」


ちぃちゃんに、タクミの事を相談してみようか。話せばスッキリするかも。


そしたら…私が酷いって、怒られそうだな。


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