マイエンジェル†甘い声で囁いて
私にだけじゃないないないと…毎回頭で連呼する。


さっきのは…ちょっとヤバかったけどね。


後ろから抱きつく?不意打ちだよ。


タクミが私の髪に顔を埋めてるって思うだけで…緊張した。


また、ナイナイって思ってたんだ。







「風ちゃん、次…変わろーか。ギター貸して」


タクミが私の手からギターを外す。


タクミのギターを触れるのも…実はささやかな幸せ。


「今日は、何歌おうかな~。あ、学祭で歌う歌…まだ決まってないの?」


「んー…。いつもの事。三国くんこだわるから。ライブん時もギリギリで変えるとか言うしなぁ」


タクミは、譜面をパラパラめくりつつボソッと言う。


ふ~ん。そうなんだ。






それにしても…。



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