マイエンジェル†甘い声で囁いて
「…何?やめてよぉ」


「お願い!歌ってよ」


半泣きになる私とは対照的に、タクミくんはとっても楽しそう。


「歌ってって言われてもぉ…」


教室を見渡すと、三国くんは腕を組んでじっと私を見てる。


…怖いってば。


「…音楽のテストで歌ったやつ。あれならオマエも歌えるよな?」


三国くんは、私に向かってそう言った。


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