マイエンジェル†甘い声で囁いて
それは…歌えるけど。


でも…何で私がこの人らの前で音楽のテストしないといけないワケ~!?


「…三国くん、この子泣きそ~だけど。だいじょぶかな」


腕を掴んでいたタクミくんが、ちょっと心配そうに私の顔を覗き込む。


でも…三国くんは。


「…大丈夫だろ。まだ泣いてねーし」


み…三国くんの鬼っ!


何て冷たい男っ!


三国くんって、見た目通り冷たい~!


多分、しかめっ面になってるであろう私を見て、タクミくんがニッて笑う。


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