マイエンジェル†甘い声で囁いて
「…へっ!?」


「化粧がとかじゃなくてさぁ…。笑顔とか、ちょっとした仕草とか…。オレ、風ちゃん連れて歩きたい」


ふと、差し出されるタクミの手。


どういう意味で言ってくれてるんだろ…。可愛いとか、恥ずかしい。


ドキドキはもう隠せなくって…多分私の頬はもう赤くなってると思うんだ。


「タクミ…ありがとう。ねぇ、どうしてベンチ座らないの?こっちおいでよ」


「だってそこ狭いじゃん」


まぁ、そうだけど。


狭めのベンチだけど、前は隣に座って来たのになぁ。


「ふ~ん。じゃあ私が芝生に行こ」


「スカート汚れる。…いいよ、オレがそっち行く」


ドキン


タクミは、ズボンについた芝を軽く払うと、本当に隣にきてくれた。


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