マイエンジェル†甘い声で囁いて

くるって分かってたけど、実際に唇が触れ合うまでは…信じられなくて。


タクミが私に…キスしてる。


唇の感触に、彼が私に触れる指に、


ドキドキするけど、まだ半信半疑。





私…まだ、好きって言ってない。


じゃあ、タクミも私の事…好き、なの？





甘い時間が過ぎていく。


キスが終わると、タクミは私の体を抱きしめる。


…嬉しさと、驚きで、私は何も言えないでいた。


ただ、心臓だけが激しく音を立てている。





「…ごめん、流された」


…え？


タクミはギュッと、私の体を力いっぱい締め付ける。


流されたって、どういう事？