マイエンジェル†甘い声で囁いて
「それと…」


「うん」


三国くんは目を逸らし、顔を手で隠す。


あれ、この反応は。今朝と同じ?


「オレ、声フェチじゃねーし。何なんだよアレ…」


「えっ、あぁ…だって、私の声が欲しいとか言うからぁ。そーなのかな?ってぇ」


「んな事言ったかぁ?」


「えーっ!言ったよ~?」


「覚えてねー…最悪だ」


三国くん、本当に覚えてないみたいで、頭抱えてうずくまる。


えっ、本当に忘れちゃったんだ?私からしたら、衝撃の一言だったのに…。


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