マイエンジェル†甘い声で囁いて
「まさかぁ。逆だよ、毎日これ見て幸せ気分だったのに」


「…幸せ?」


や…やば。思わず言っちゃった。


三国くんは私を見て、不思議そうな顔してる。


どうしたらいいか分からず、愛想笑いしてると、三国くんが私の肩にそっと手を置く。


ドキぃっ。


三国くん、また何かたしなめられる!?


ドキドキしながら三国くんの言葉を待つ。


…何て言われるんだろう。


「…の割に、毎日つまんなさそうに見えるのは、オレの気のせい?」


「つまんなくないよ!私…」


「学祭終わった後が…怖い?」


ズキ。


三国くん、分かってくれてたんだ?私のこの不安感。


三国くんが私の肩に置く手に少し力が入る。


「オマエはさぁ…」


三国くんに見つめられ、不安な気持ちと、嬉しいような恥ずかしいような気持ちが入り混じる。


ひょっとして…私のこの気持ちも、三国くんにバレてる?


気付いてくれてるのかな…。


< 312 / 474 >

この作品をシェア

pagetop