マイエンジェル†甘い声で囁いて
そう思ったら、いてもたってもいられなくなる。


「ちぃちゃん…ごめん。私も帰る」


「えっ?あれ。風~、どうしたのっ」


ちぃちゃんに手を振り、教室を出る。





三国くんの力に…なりたいよ。


明日はいつも通り、何もない顔で現れるんだろうけど


今日はきっと不安な気持ちを抱えてるはず。





廊下を小走りしてると、遠くから私を呼ぶ声がした。


「風ちゃん!」


うわ…タクミだぁ。


タクミとは、学祭が終わってからきちんと話そうと思ってた。


明日が終わったら…。






< 338 / 474 >

この作品をシェア

pagetop