マイエンジェル†甘い声で囁いて
「好きじゃないって…。じゃあ、オレとは?

もう無理なんだろ…。最近やたら避けられてる気がする」


タクミの手が私の肩を掴む。


「痛いよ…。お願い、やめてよ…」


「風ちゃん、オレの事好きつってたよな。もう、嫌いになった?」


「タクミ…やめて」


そんな事、聞かないでよ。


じゃあ、タクミは私だけを好きだった?


一時的な感情に流されてしたキス。そんな相手を本気で好きになった?


好きって何?


あのキスの日から


タクミからは…


全くそんな感情が伝わってこなかった。


どこまで相手を思いやれば、伝わるんだろう。


人それぞれ、好きの表現の仕方が違うにしろ…


私とタクミでは


それが、


あまりにも…かけ離れてたんだよ。









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