マイエンジェル†甘い声で囁いて
「タクミ、今からまたクラスの準備?」


「そそ。委員がやたら張り切っててさぁ~。オレの本番はライブなんだけどな。

風ちゃんは?もう帰んの?」


「うん。そのつもり…」


「そっか。じゃ、明日また元気な顔見せてな。

オレは明日の学祭どのコと回るか決めないとなぁ~。困ったな。あ、風ちゃんの気が向いたらオレと回る?」


タクミは笑って私の背中を軽く抱く。


「も~。タクミといると疲れるからいいよぉ。友達と回る…」


「ひっでぇな~。モテてごめん!」


「バカじゃないのぉ?」


タクミとは、友達の方が気楽。


三国くんとの…


進展も期待できないけどね。





とりあえずは、


一緒にいたい。





三国くんのバンドで


みんなで楽しくやれたら


それでいいのかなって…。







そのうち


三国くんの気持ちが


私に向いてくれたらいいな…って


思うんだ。








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