マイエンジェル†甘い声で囁いて
「ごめん、今忙しいよね?」


『…いや、別に。どうかした?』


どうっていうか…。


三国くんが心配だとか言ったら、人の事より自分の心配しろって言われそう~。


何て言おう。


「あ…、あのね。三国くん、明日…よろしくね?」


『…はぁ?』


呆れた声が返ってくる。


「伝えたいのは、それだけじゃなくて。えっと…。

電話じゃないと言えない事。今言って…いい?」


電話の向こうの三国くん、どんな表情をしてるんだろう。


目を閉じてみる。


仏頂面じゃなくて、微笑みを思い浮かべよっと。うん、大丈夫。


『電話じゃないと…って?』


「三国くん…大好き」


思った通り、三国くんは黙り込んでしまう。


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