マイエンジェル†甘い声で囁いて
「あ、オレボーカルじゃないから。歌ってんのは違う学校の子なんだよね。学祭は、ここの学生である事が条件だからさ。


それに…三国くん、ヤローのバックで弾く気しねぇっていうヤツだから。オレがボーカルだったらやらねーよ」


タクミくんはニヤッて笑う。


ふうん…そうなんだ。他の学校の子。


しかも、あの三国くんが認めた女の子。…そんな子の代わりに、歌えるのかな。


ショボンとした私に気付いたのかどうか、タクミくんは私の頭をよしよしといきなり撫でてきた。



< 36 / 474 >

この作品をシェア

pagetop