マイエンジェル†甘い声で囁いて
「先生、わかりません…」


後ろで聞こえる、彼女の声。


彼女の何も知らないのに、声だけでこんなにドキドキするオレは、おかしいのか?


…いや、確実に…おかしいな。


目を閉じ、雑念を消す。





頭に浮かぶメロディに、彼女の声をのせるとピッタリはまる。


…欲しいな、あの声。うちのバンドに。


だけど。


今はミコがいるし…


どうするかな。





…掛け持ち?


無理か。オレ器用じゃねぇし。


んんん…。







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