マイエンジェル†甘い声で囁いて
「景に言われてから、注意して聞いてたけどな…。アイツの声意外と通るし、いい声してる」


本当は…


景に言われる前から気にはなってたけど、


性格上、それをタクミに言う気はなかった。


コイツ、絶対…からかうからな。


「そうですかぁ~。じゃあ今から声かけて…」


イスから立ち上がろとするタクミを、引っ張ってまた座らせる。


「待てって。景に一応聞いてからだな。アイツら仲悪そ~だし。

いきなり話しかけて、景の知り合いだって事で拒否られたらもったいない…」


「もったいないねぇ。…三国くん、早くも彼女の事認めてんだな?珍し~っ。

何なら、オレがいつもの手口でひっかけよーか?」


「そーいう言い方やめろっつの。ホラ、景呼んどけよ」


「らじゃ~」



< 369 / 474 >

この作品をシェア

pagetop