マイエンジェル†甘い声で囁いて
「明日…トチったら、オマエのせいだからな」


三国くんはそう言って、私をギュッと抱き締める。


え…?


これは何を意味するの?


私を好きじゃないけど、気持ちには応えたい…?


「まだ、オレもよくわかんないんだよな。でも…気にはなる」


「三国くん…。でも、モテるって言ってたし、私もその一人なんだよね。私だけ…なんで?」


「オマエの落書き…アレ図星だから」


落書き?


え…。


三国くんを見たら、真っ赤になってる。


「オマエの声…すげー好きなんだ。だから、電話であんなん言われたらさ、どうしたらいいかわかんなくなって。

あの声で明日オレの為に歌うとか、嬉しいなって…バカだろ」


三国くんは顔を隠すように、手で軽く覆う。


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