マイエンジェル†甘い声で囁いて
「お礼言うのは、こっちの方。あの曲、すげー好きなんだ。久々聞けたし良かった…ありがとな」


ドキ。


三国くんは俯き靴先を見つめてる。私の方は見ないけど、


興味ないから見ないとかじゃなくて、


三国くんが目を合わせないのは…


照れてるから…なんだよね。





…好き、かぁ。


言われてみたいな、三国くんの口から。


なぁんて、いつになるかわからない願望だよね。






「思い出の歌なんだ?」


「そ…だな。オレが初めてまともに弾いた曲」


「へえ…初めて?」


不思議そうに問いかけると、三国くんは嬉しそうに目を細める。


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