マイエンジェル†甘い声で囁いて
「…あ、悪い。つい、どーでもいい話してた」


「三国くん」


「…何?」


「私ね。自分らしく歌う楽しさを、三国くんのおかげで思い出した。

誰かの真似じゃなくて、私らしく歌うから、聞き手にも伝わるんだよね?」


私がそう言うと、三国くんはフッと笑い、私の頭に手を伸ばす。


ふわぁっと、私の頭に触れる三国くんの手のひら。





うわぁ…。


ドキッとする。


豆蔵さんがするのとも、タクミがするのとも違う。







くすぐったいっていうよりは…


そのまま触れていて欲しいような


ドキドキ感が、溢れて…やまない。




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