マイエンジェル†甘い声で囁いて
「勝手にしろ」


三国くんは、ミコちゃんのいいたい事がわかってるみたいで


ニッと笑い、視線を私に向ける。


ドキッとする私に、三国くんは。


「今日…打ち上げするから。帰り空けとけよな」


「…うん」


ドキドキ。


昨日…三国くんに抱きしめられたのを、思い出した。


真っ赤…だったよね。


「あれぇ~?二人何かアヤシくない?クニが、3秒以上女子を見つめてますけどぉ?」


ミコちゃんがニヤニヤして、三国くんを冷やかす。


3秒…?


「うるせーよ。さっさと行け」


三国くんはミコちゃんを、いちごを刺した棒で追い払う仕草をして


下を向いて作業を始めてしまう。


でも、口元は笑ってた。





「はぁ~い。んじゃ、豆蔵はクニを手伝ってね。また後で戻りまあすっ」


ミコちゃんは私の背中を押して、校舎まで連れてくる。


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