マイエンジェル†甘い声で囁いて
「ちょ…ちょっと待ってよ。三国くん?」


三国くんまでたどり着くと、歩くスピードを少し緩めて私をチラッと見る。


「…別人だよな」


ボソッと言い、前を向いてしまう。


「メイク濃いよねぇ…。ちょっと落としてこようか。…この服は、制服よりかはいいかと思うんだけど」


「…」


三国くん、反応なし。


しょうがないか。やっぱ着替えてこよう。


「制服教室に置いてるから、私着替えてくるね。…やりすぎだよね?これ」


三国くんを追い越し先に校舎へ行こうとすると。


「待てって。いや、そうじゃなくて…」


三国くんはぼそぼそと俯いて喋る。


「そうじゃない?」


「…あのさ、初めてミコに合わせた時…悪かったな」


「へ?何が」


「改造しろとか…ちょっと言い過ぎたと思う」


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