あたしの風をあなたに…
「あっ!コータだ」
はるは彼の姿を目で追いながら自販機で買ったオレンジジュースを飲んでいる

「げっっ!昨日の…」
もう1人はお茶を飲んでいる
「なになに?いつの間にか知り合いになっちゃったの?」

「うん昨日知り合った
何なの?アイツ」

「あー澪は転校生だから知らないよね
アイツは瀬戸コータ
吹奏楽部の問題児って学校で言われてるんだ
でもそんなに悪いやつじゃないの!!
実際すっごく絡みやすいし…」

「へー。んで?アイツなにやってるの?」

「さぁ?でも気になるなら呼んでみる?」
はるはすぐにでも大声で呼びそうだ
「やだ面倒くさ〜い」
しかし澪の反論は遅かった
「コータぁ!!!!」
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