あたしの風をあなたに…
─な…なななッ!なんで…
「なんでアンタが…」
オレは指差した
人差し指がかすかに震えてる

「澪のこと?澪は転校生よ」
「て…転校生?」
「そうよ〜昨日から。ねッ!」
はるは澪を見た

「うん」
澪は笑顔でうなづいた

─あーだから1年探してもいなかったのね。
でもこれだけ言わせてくれ!
か…かわいいッッ!


…じゃなくて!!
オレはとっさに澪の手を掴んだ
掴まれた澪は驚き困った顔をしているがそんなの今は関係ない

「吹奏楽部に入ろうよ!!」

オレは手と声に力をこめて言った

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