あたしの風をあなたに…
「おい待てよ!!!!」
コータが叫んだ
同時に彼女の足が止まる
「楽器やっている人が
吹奏楽興味ないとかあり得ない
とにかくオレたちにはお前みたいなヤツが必要なんだ・・・・!」
オレは息を整えた
本当の気持ちを伝えたかったから・・・・。
「一緒に行こうよ・・・普門館に・・・・」
吹奏楽の甲子園
吹奏楽をやっている中学生と高校生だったら誰もが憧れるあの黒い床…。
最高の舞台・・・。
「オレ・・・お前が入ってくるまで勧誘し続けてやる!
しつこいくらいに!!
お前の骨が折れるまで!!」