あたしの風をあなたに…
「え…?」
そこにいたのはさっきまでオレがずっと考えていた彼女がいたからだ


「はじめまして今年だけマネージャーやらせていただきます桜倉澪です。
本当はトランペットなんですけどちょっと事情があって今吹けなくて。
だから今年はマネージャーとしてお世話していけたらなと思います!よろしくお願いします!!」


―………は?


「ということだ。雑用とか修理の手続きとかいろいろあるがそれはコイツに頼むこと」

「「はい!!」」

―いやいやいや!!『はい』じゃねーだろ!?
コータの混乱をよそにミーティングは進んでいく

「じゃーパートリーダーは残って
残りは全員パート練習に入ること」
「「はいっ!!」」

全員返事をすると素早く行動を始めた
―ミーティング終わっちまったよ!!
まあいーや
今は練習だし
アイツのことは終わってからだな!!

とは言うものの…
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