あたしの風をあなたに…
きれいに響かせるためのもの…

考えたことなかった。
3rdってただ単に低いとか、初心者のためとかって思ってたけど結構重要なんだな

「でも、あんたの場合3rdでステージに上がれるのかも心配だけどね」

「は?なんで?」

「1年生の実力見たでしょ?言っとくけど3rdにした1年生…、あんたよりもうまいからね。
嫌なら今から必死に練習すること」

澪はそういうと教室に戻りだした

上がれないかもしれない…
いやいやいやいや、オレはコンクールに出るために今まで練習してきたんだ。
なのに出られないとか…

それだけは絶対嫌だ!!


気が付いたら走り出していた

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