あたしの風をあなたに…
「…教えるっていったって私には私の仕事があるから、時間限られてるよ?」
「少しだけでもいい!!後は自分で練習するから」
澪の言葉にオレはすぐさま反応した
しばらくの沈黙の後先に口を開いたのは澪だった
「…わかった、負けた負けた」
「よっしゃ!!」
思わず腕でガッツポーズを作る
「言っとくけど厳しく言うから」
「わかってますぜ隊長!!」
あ"ー。なんで引き受けちゃうのかなぁ…と澪はぶつぶつ呟きながら止めていたつば捨てを再び干し始める。
「あ、晴れてきた」
澪の言葉で上を見上げると、さっきまでの曇り空から太陽が現れ青空が広がっていた