シークレットラプソディ
どういうことかわからず唖然としていると

「記憶が無くなるとこうも性格って変わるもん?…」

「さぁ…」

「どういうことですか??あなた達はいったい誰なんですか?」

「ごめん、俺は岡田涼っていうんだ
一応よろしく、かな」

「よろしく…」

「どっから話せばいいんだろう…
長くなるけど…」

そこまで言って涼さんは喋るのをやめた…

「どうしたんですか??」

「しっ!!ちょっと静かに!!晶、」

「あぁ…」

「何人かわかるか?」

「向こうはプロだ…気配をけしてやがる…俺には…」

そう言うと晶さんは私の方を見た…

「躪ちゃん…外に人が どこに どれぐらいいるかわかるかい?」

「おい!!涼!!今の躪には!!」

私は話の意味がわからなかった
外に人がいる??
しかもどこにって…
そんなこと私がわかるわけ…

‐わかるわよ 貴女には‐

突然この前と同じように
頭の中で声が響いた――

この声は…鸞さん…?
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