Liar or Truth
「チヒロ君とチアキ君は昔からモテてたもんね」
ニコっと笑う梨磨。
そしてリマの言葉に「うんうん」と頷くチアキ。
「別にモテてないよ。リマの方こそモテてたじゃん。俺の友達でリマの事を狙ってた奴沢山いたし」
「そんなことないよ…」
「もっと自信持ったら良いのに」
湯気が出ているホットコーヒーのカップを口元に近付ける。
「チヒロ、何時に出んの?」
これからコーヒーを飲もうという時にチアキからそう問われて、携帯電話のサブディスプレイの時計を見た。
「あー、もうすぐ出ようかな」