Liar or Truth
「て事でライバルだな」
「違うね」
「は、」
「俺がいつリマを好きだって言ったんだよ」
「や、言ってないけど。双子の勘?」
「残念だけどその勘はハズレだよ」
今チアキに知られる訳にはいかない。
この気持ちはまだ曝け出しちゃいけない。
「ハズレ?」
「双子の勘もたまには外れるんだよ」
「マジかよ」
俺は先生が黒板にチョークで文字を書く中、チアキと話しながら視線は窓の外を見ていた。