Liar or Truth

 一体何の用なんだろう、なんて考えながら了承のメールを入れた。




 日曜日、午後一時にマドカと駅前で待ち合わせをした。


 俺が駅前に着いた頃には既にマドカが待っていた。


「マドカ、待った?」

「ううん。あたしも今来たとこ」

「そう。…で?」

「あのね、付き合ってほしい所があるの」


 唐突に強く腕を引っ張られ、マドカに従うように足が進む。


「マドカ、どこに行く気?」

「行けば分かるから」

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