Liar or Truth

 母さんは買い物に出かけたのか姿が見えなかった。


「座ったら?」

「うん…」


 マドカをソファーに座るように促す。

 何故かチアキまでもが堂々とソファーに座っているけれど。


「何か飲む?」

「今はいらないかな」

「そ。…これは聞いて良いのか分からないけど、彼氏の事はどうするの?」

「取り敢えず別れる。で、もう忘れる」

「…」

「これ以上彼氏といると私…取り戻しのつかない行動を取りそうだから」

「そっか。マドカ、俺思う事があるんだけど、」

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