私だけのもの




あたしは転ばされた上に
制服を破かれた




「制服脱がされるかぁ〜ヤられるか♪まぁパンチもありかも♪」



「あと助けてとかキャッとか言ったら即やられるからね♪」





……………こいつ頭イッテる…

本気でそう思った。







通話中になっている
携帯を渡された。










「……………。」




『もしもし?いたずらか〜?』








久しぶりの直樹の声に
涙がでた



けどカウントは始まる…






「なッ…直樹ぃ………」



助けて…

そう言いたい


けど……………


『愛奈…??どした?なんで泣いてんだよ…』






パチンっ





スカートのホックが
取れた音がした。






「…ッ!!??」





『愛奈…?おい今学校か?愛奈?』







別れたくない…





「…………ッ…」

『愛奈っ!!!!』





ドスッ!!






遊沙の蹴りが
背中にあたった





エスカレートする男達の手。








もう…しょうがなかった…










「直樹……………別れよ………」
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