私だけのもの
「わりぃな…」
「本当だよっ(笑)」
…………?
「直樹……?」
「………。」
バツが悪そうに
下を向いてる
あたしは直樹の隣に座った
「どしたの…?」
「…嫌がらせとか…俺のせいであんな目になったんだよな」
あ…その事か…
「いいよ?もう気にしてないしっ」
「……。」
「直樹…本当だよっ…もう気にしないで」
「わり…」
熱で弱ってんのかな?(笑)ずいぶん謝るね…
「とにかく寝ないとなおんないから、寝なさいっ♪」
頭をなでた
いつもはセットされてる
髪は今日はストレートで
寝癖がついている
「ガキ扱いだな…(笑)」
「いいから☆」
ほぼ強引に
直樹をベットに寝せた
それからしばらく
直樹の寝顔を見た後
寝息を確認して
直樹家を後にした。