私だけのもの
「華の事探してんの?」
後ろから聞こえた声
「直樹じゃん♪」
幼なじみで
こいつといると周りが
うるさい。
男視線で見ても
直樹はかっこいい
「そうそう時盤依華。どこいんの?」
「きっと屋上じゃねぇかな〜。」
「ふ〜ん…屋上ね。」
「なになに♪惚れちゃったかぁ〜?」
…↓↓
「惚れるとかありえんし…ただ、顔見るだけ。」
「ふ〜ん。まぁ頑張れよ弟」
俺に背を向けて
歩き出した直樹。
弟…?
わけわかんね〜
てか屋上屋上。
俺は屋上に
向かった。