私だけのもの







「聞こえねーけど。」




いきなり鳴海悠斗の
顔が目の前に来た。




「…………//////」


あ、あたし
顔赤い…かも…///

毛嫌いしてたのに!!!
なんで!!!????





「顔。あけーよ?(笑)」



「うるさいっ////」



そう答えるのが
精一杯だった…//



「まぁ…何でもいいけど。で、昼休みのあれはなに。」



あぁ…逆ギレしちゃった
やつね…



「あたしの友達がね…A組にいて、でその子の隣が鳴海悠斗の席で…寝起きだったから…みたいな…?」



「友達って笠谷か…」



笠谷…
あ、穂乃架の苗字か…

笠谷って呼ぶんだぁ…



「ふ〜ん。じゃな」



え!!??
仕返しとかしに
きたんじゃないの!?


「"仕返しにきたんじゃないの?"って顔だな。」



「え"」



「ふっ…図星。しねぇよ。梅干しつったからな」




そして手をヒラヒラ
させて屋上を出た。

未だに異常に速い
あたしの心臓…。





あたし…おかしいよっ!!?



あんなやつに
あたし…

恋しちゃったのぉぉお??!!
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