私だけのもの




「はる〜?ごはん買いに行こう☆」





………。


うっすら
見える金髪



「きいてる?」



顔にあたる
うざい髪




「…一人で行け」



そう言ってまた
目をつぶろうとした





「ゆういないんだもんっ行くよ!!!」




頭をティッシュで
叩くこのちびは
母親の実優




外を見るともう暗い。


何時間寝たんだ…




ちょうど私服だったから
軽く髪をセットして
近くのスーパーに
行った。






「今日はカレーでいっか♪ねっはる☆」


「…あ、うん」



「何でそんなそっけないのぉ!昔はかわいかったのになぁ(泣)」




カゴを持ちながら
ぎゃーぎゃー
言ってる


これでも有名な
会社の社会なんだもんな



「ちびでもできんだな」


「なに!?料理の事!?」


「ちげーし(笑)」
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