私だけのもの





「華ちゃあん〜!!今日遊びいかね!?」



「えー…やだ。」





屋上から教室に
戻ろうとしたら
華が知らない奴に
遊びに誘われてた。





「いいじゃん♪今からいこぜ?」





「やぁーだってば!!!」


腕を捕まれてる。


無意識…だけど。






「さわんな」





そういって
相手の男の腕を
振り払った。




「うわっ鳴海じゃん!!いくぞっ!!」

「お、おうっ!!」





逃げた二人。




「大丈夫か?」



小さく俯いてる
華。



腕さすってる?



バッ…



「わり…」



華の腕を見たら
よほど強く握られたのか
指の後が赤く
ついている。


俺が黙って
みてねーで行けば
よかった…



「大丈夫っ悠斗がなんで謝ってるの?(笑)」


明るく笑って
俺をみた。




遠くから、



『華ちゃーん!龍矢が呼んでるっ図書室こいって!』




「ありがと♪わかった。」






龍矢?

こいつもてんだよな…



「て事で…行くね?」





「…待て」



俺は華の腕を
[優しく]掴んだ(笑)




「へ??」



そして強く
抱きしめた。



「今日から俺の。だからどこにも行くな。」



気がつけば
こんな事を言っていた


「…ど!?どゆいみ?!」




わかんねぇのかよ。



「はっはるともあた…






静かに
華に唇を重ねた。



「俺帰るから。他の男についていくなよ?(笑)」



真っ赤になってる
華をおいて
家に帰った。
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