私だけのもの




「ん〜っ…」



わっコンタクト
ズレてる…

なんも見えないぃ…




手でそこらへんを
叩いてたら
誰かの頭を叩いた。



「って……愛奈…起きた?」


直樹の声。

あ……あたし
寝ちゃったんだね



「なお…あたしのバックからポーチとってくれる?」


なんにも見えない〜っ



「りょ〜かい」



「ありがと♪」



コンタクトを外して
メガネにかけた。




「愛奈メガネかけるとエロいな〜(笑)」


「エロくないしっ///」




ドサッ…




上にずるい顔した
直樹がいる。

つまりー…


押し倒されてる。




「ななななっ!?///」


「ぶはっ(笑)なんだよその反応(笑)」



両手捕まれてるし…////



「今日全然いちゃついてねーもん♪」




…そういえば
遊沙の事ばっかで
全然直樹と話してなかったかも…。



「キス…してい?」




………。
そんな事聞かれて
やだなんて言えないでしょ
でも…



「あたしのファーストキスの時は聞かなかったのにねっ(笑)」



あの時は
勝手にされてたし(笑)



「もう黙っとけ」





そう言って直樹の
唇が強く深く
あたしに重なった。



「…メガネ…邪魔」



あ〜取られると
なんにも見えないん
だってばぁ!!(泣)




あたし達は
ついつい…ね?
キスに夢中になってて

時間とゆうものに
気付かなかったんだー…
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