私だけのもの




「あっ…あの!!!」




隣りに華いんじゃん…
すげー度胸だな




「なに?」






「えっと……」

『がんばれ絢嘩♪』




と後ろの女子…。




ギュッ



華が俺の服の裾を
つかんだ。




「何?妬いてんの?(笑)」
「…ちがうもん」



ほっぺを膨らませて
ちょっとだけそっちの
女子を睨む。




かわいいな…(笑)





「あの…悠斗先輩…」





「…なに」



「あたし…悠斗先輩が好きなんです……っ」




えー…;;;
なぜ泣く………

まぢ泣かれると
困るし………………







「わり…こいつ彼女だから」


華を抱き寄せる。






「えー!!!!!!!!!!華先輩が彼女なんですか!!???じゃあ勝ち目ありませんよ…」


「帰ろ絢嘩っ華先輩じゃお似合いすぎて、勝ち目が…」

「帰る帰るっ!!」





「おい…(笑)」



「だって華先輩ってクラスで二番目に人気なんですよ。」



ふ〜ん。



「1番は?」


睨んでたのが
嘘かの様に、
にこやかに話しかける華。

まぁあれだけ
褒められればな(笑)




「そりゃあ1番はー…愛奈先輩ですよ♪男子の中でファンクラブもありますし♪」




「愛奈…(笑)」


「愛奈にはあたしも勝てないやぁ〜」




…とゆうか

「あんたら何年?」



さっきから
先輩先輩って…




「あたしたち中3なんですよ…来年この高校きますよっ」



「ふ〜ん」


「でもまた悠斗先輩好きになります…」


「だめっあたしの悠斗だもんっ」


それから
後輩女子と華の
やり取りを見て
笑っていた
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