私だけのもの



「…。」




「え!?B組の時盤依 華じゃね??!



ときわいはな?


俺の机で
爆睡してるやつ。


「誰よ?」



「お前しらねーのかよ!!学年1の女だぞ!?下手すりゃ学校いち!!」




別に んな事
どうでもいんだけど
まぢ邪魔くせぇ…




「おい、邪魔」




応答なし…




「おい…」



隣りでオロオロしてる
建志。




「聞いてんのかよ…邪魔なんだよっ」




やっと起きた…か?






…て。

睨んでる?






「何なのよっ!せっかく寝てたのにぃ!机くらい貸しなさいよね!!」




いきなり立って
そう俺に怒鳴りつけて
帰って行った。



周りはシーンとしてる。





「なんだあいつ」



「華ちゃん最高〜っ!!まぢうける!!!!」


隣で爆笑の建志。



俺は被害者だろ?
なんで
どなられんだよ!!!!




「あいつの名前。なんつったっけ。」



「え?時盤依華?華ちゃんになんかあるの!?もしかして仕返し?!」


「仕返しなんてしねぇよ、ただ覚えとくだけ。」






時盤依 華…か。
名前だけ
覚えとこ




もう一回顔みときてぇし




< 7 / 113 >

この作品をシェア

pagetop