私だけのもの
「いらっしゃいませ…」
「ん〜…君かっこいんだからもう少しだけ笑ってくれるかなぁ」
「いら"っしゃいませ…」
「らに濁点はいらないよっ」
最悪。実優のオススメで
働いてるのは
ファミレス…
店長にしごかれてる
いらっしゃいませ
が何とも難しい…
「らっしゃいませ〜」
「"い"がないよ!!寿司屋じゃないんだからさー…てか僕は忙しいから、おーい!美波ちゃん!この新人教えてやって♪」
はぁ…
やばい…
いらっしゃいませも
言えなかったのか俺……
「大丈夫?何か落ち込んでるね」
顔をあげると
一言でゆう可愛い奴が
俺を上目でみてる
上目になるよな
それだけ小さかったら(笑)
「大丈夫ッす…」
「そっか☆こうゆうのは慣れだからね〜。あ、お客さん来たよっ」
いけ☆とばかりに
俺を押すちび…
「い…いらっしゃい、ませ」
ぜってぇ俺顔赤い…………
まぢ恥ずかしいって(笑)
「かっこいい!!!!!!!!!///////」
「アド教えて下さいっ!!!!!////」
「……;;;;;;」
困った…
相手は客だから
下手な事言えねーし…
「まぢかっこいいねぇ!!何歳?♪」
「高1っす」
「いや〜ん!!!!かわいいー!!!!!!」
まぢで困った…
「お客様2名でよろしかったですか?」
美波さん…
「君はー…厨房で皿洗いかな(笑)」
と耳元で囁いた。
助かった〜…
と思いつつ
厨房へ向かった。